せっかく素敵な塗り絵を買ったのに、なんだか子供の落書きみたいになってしまう…」 「見本のように綺麗に塗りたいのに、どうしても色ムラができてしまう」
そんなふうに悩んで、途中で色鉛筆を置いてしまった経験はありませんか?実は、私も塗り絵を始めたばかりの頃はそうでした。力任せに塗っては紙を痛めたり、色が混ざらずに濁ってしまったり。「私にはセンスがないのかな」なんて落ち込んだこともあります。
でも、安心してください。色鉛筆画には「ここさえ押さえれば一気にプロっぽくなる」という基本のテクニックがあるんです。特別な高い画材を買わなくても、ちょっとしたコツを知っているだけで、仕上がりは驚くほど変わります。
この記事では、今日からすぐに実践できる「色鉛筆の塗り方のコツ」を5つに絞ってご紹介します。読み終わる頃には、きっともう一度色鉛筆を手に取りたくなっているはずですよ。
- 基本のキ!持ち方と筆圧で「大人の塗り方」に変わる
- 脱・初心者!ムラなく均一に塗るための「くるくる塗り」
- 憧れのグラデーションを作る重ね塗りの魔法
- 「なんか平面的…」を卒業する立体感と配色のルール
- よくある失敗「はみ出し」を防ぐ裏技
1. 基本のキ!持ち方と筆圧で「大人の塗り方」に変わる
まず最初にお伝えしたいのが、「鉛筆の持ち方」です。 「えっ、持ち方なんて文字を書く時と一緒でしょ?」と思いませんでしたか?実はここが、初心者さんと上級者の最初の分かれ道なんです。
文字を書く時は、ペン先近くをしっかり握って筆圧を強くしますよね。でも、色鉛筆で広い面を綺麗に塗りたい時は、この持ち方だと力が入りすぎてしまうんです。
鉛筆は「長めに・軽く」持つのが正解
おすすめなのは、鉛筆の真ん中あたり、あるいはもう少し後ろの方を軽く持つこと。 こうすることで、自然と筆圧が弱くなり、紙の上を滑らせるように優しく色を乗せることができます。
ペン先近くを持つと、どうしても一点に力が集中して「線」になってしまいます。後ろを持つことで、手首のスナップではなく、腕全体を使って広く動かせるようになり、柔らかい「面」として色が塗れるようになるからです。
「薄く何度も」が鉄則です
大人の塗り絵で一番やってはいけないこと、それは「一度で濃く塗ろうとすること」です。 一度にゴシゴシと濃く塗ってしまうと、紙の凹凸(テクスチャ)が潰れてしまい、それ以上色が重ならなくなってしまいます。これが、あのテカテカした安っぽい仕上がりの原因なんです。
プロのような深みのある色は、薄ーい層を何層にも重ねることで生まれます。「薄すぎるかな?」と思うくらいの濃さで、何度も塗り重ねてみてください。それだけで、グッと上品な仕上がりになりますよ。

2. 脱・初心者!ムラなく均一に塗るための「くるくる塗り」
「広い空や背景を塗ると、どうしても筆跡が残ってムラになる…」という悩み、本当によく聞きます。 縦に塗ったり横に塗ったり、ギザギザと往復させたりしていませんか?その塗り方だと、折り返し地点で色が濃くなってしまい、線が目立ってしまうんです。
魔法の呪文は「くるくる、くるくる」
ムラをなくすための最強のテクニック、それが「くるくる塗り(サークル塗り)」です。 その名の通り、小さな円を描くように、くるくると鉛筆を動かしながら塗り進めていきます。
円を描くことで、鉛筆の動く方向が分散され、筆跡が目立たなくなります。また、紙の繊維の隙間にいろんな方向から色が入り込むので、白残りのない密度の高い塗りになります。
円は大きくしすぎないのがコツです。直径5mm〜1cmくらいの小さな円を、少しずつずらしながら重ねていくイメージで進めてみましょう。
3. 憧れのグラデーションを作る重ね塗りの魔法
色鉛筆の醍醐味といえば、やっぱり美しいグラデーションですよね。 花びらの先がほんのりピンクになっていたり、夕暮れの空が青からオレンジに変わっていたり。これをマスターすると、塗り絵が一気に楽しくなります。
まずは「同系色」で練習しよう
いきなり「赤」と「青」のような離れた色を混ぜるのは難しいので、最初は似た色同士で練習するのがおすすめです。 例えば、「黄色」と「オレンジ」、「水色」と「青」の組み合わせです。
- まず、薄い色(例:黄色)を全体に優しく塗ります。
- 次に、濃い色(例:オレンジ)を端から少しずつ重ねます。この時、グラデーションの境目に向かって力を抜いていくのがポイントです。
- 最後にもう一度、境目の部分に薄い色(黄色)を上から重ねて塗ります。
こうすることで、色が馴染んで(ブレンドされて)、境目のない滑らかなグラデーションが生まれます。
このテクニックを試すなら、花・植物塗り絵一覧にあるような、花びらの面積が広いデザインがぴったりです。広い面なら、色の変化をじっくり楽しめますよ。

4. 「なんか平面的…」を卒業する立体感と配色のルール
「綺麗に塗れたけど、なんだかペラペラの紙みたいで立体感がない…」 そんな時は、「光」と「影」を意識してみましょう。これだけで、絵に命が吹き込まれます。
影の色は「黒」じゃない?
影をつける時、つい黒い色鉛筆を手に取っていませんか?実は、影に黒を使うと色が濁ってしまい、絵全体の鮮やかさが失われてしまうことが多いんです。
おすすめなのは、「同系色の濃い色」や「紫色・群青色」を影に使うことです。 例えば、赤いリンゴの影なら「濃い茶色」や「深紅」、葉っぱの影なら「深緑」や「藍色」を使ってみてください。黒を使うよりもずっと自然で、空気感のある影になりますよ。
配色は「3色」に絞るとまとまる
たくさんの色鉛筆を持っていると、つい全部の色を使いたくなってしまいますよね。でも、色数が増えすぎると、どこを見ていいかわからない散らかった印象になりがちです。
初心者のうちは、メインとなる色を3色くらいに決めて、その同系色だけで全体をまとめると、統一感のあるおしゃれな仕上がりになります。 例えば、ファンタジー塗り絵一覧にあるような複雑な絵柄でも、「青・紫・ピンク」の3色系でまとめると、ミステリアスで素敵な雰囲気になります。

5. よくある失敗と対策&画材の選び方
最後に、初心者がやりがちな失敗と、それを防ぐちょっとしたテクニックをお伝えします。
「あ、はみ出しちゃった!」を防ぐには
細かい部分を塗っていて、線からはみ出してしまうこと、ありますよね。 これを防ぐには、「内側から外側へ」ではなく「外側から内側へ」塗るのがコツです。
まず、線の内側ギリギリをなぞるように縁取りをしておきます。こうして「堤防」を作ってから中を塗ると、勢い余ってはみ出すことが激減します。 また、塗る部分の周りに要らない紙を当ててマスクするのも有効ですよ。
油性と水彩、どっちがいいの?
色鉛筆には大きく分けて「油性」と「水彩」があります。 正直なところ、初心者が最初に使うなら「油性色鉛筆」がおすすめです。
油性色鉛筆:芯が少し硬めで扱いやすく、重ね塗りがしやすい。発色が鮮やか。
水彩色鉛筆:水で溶かすと絵の具のようになる。表現の幅は広いが、少しテクニックが必要。
もし手元にある色鉛筆が「硬くて色が乗らないな」と感じたら、それは学童用(子供用)のものかもしれません。大人向けの少し良い色鉛筆(1本100円〜200円程度のもので十分です!)に変えるだけで、塗るのが劇的に楽しくなりますよ。
まとめ:まずは簡単な素材で練習してみよう
いかがでしたか? 「難しそう」と思っていた色鉛筆画も、持ち方を変えたり、くるくる塗ったりするだけで、見違えるように上達します。
- 鉛筆は長めに持って、力まない
- 「くるくる塗り」でムラをなくす
- グラデーションは同系色からトライ
- 影に黒を使わず、深みのある色を選ぶ
- はみ出し防止には「縁取り」から
いきなり超大作に挑む必要はありません。まずは失敗しても気にならない無料の素材を使って、今日覚えたテクニックを一つずつ試してみませんか?
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「あ、今のグラデーション綺麗にできた!」 そんな小さな感動を積み重ねて、素敵な塗り絵ライフを楽しんでくださいね。











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